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2017年12月 7日 (木)

植物の名前

Pc051763
冬場は温室が暖かくて過ごしやすい。そんな訳で、今回は新宿御苑の「大温室」を、付けられている「名札」を見ながら回った。

まずは「チャラン」である。

前に新潟県出身で、初代林家三平の弟子だった「林家こん平」が、テレビ番組でこんな挨拶をしていたのを連想した。
実際は「茶に香りを付けるのに使われた」ので、この名前が付いたという。

挨拶のほうは、正確な発音は「チャラーン」であった。マアいいか。

Pc051767_2「タビビトノキ」(旅人の木)である。

命名の由来は、葉柄に水を溜めるので乾燥地帯の旅行者の給水源となったという説と、高木の葉が東西方向に扇状に広がることから、コンパスの役目を果たしたという説がある。

Pc051773「ロウソクノキ」(蝋燭の木)である。

実は黄緑色の30-120cmほどの大きさの円柱形で、実の表面も「ロウ質」のため「ロウソク」に見立てたという。

英名Candle Treeの翻訳である。

Pc051772_3「ショウベンノキ(小便の木)」である。触るのを躊躇してしまう。

この木は、5-7月に活発な水揚げをする。この時期に枝を切ったり折ったりすると、切り口から大量の水を出す。

そんなことで命名された。

Pc051775_3「タコノキ」(蛸の木)である。

気根が支柱のように幹を取り巻き、「蛸」のように見えることから命名された。

 *  *  *

このように植物の「和名」は面白い。

我が国の植物学の発達とともに、「命名」という仕事が課せられたが、普段馴染みのない植物に興味を持たそうとして、既存のものに連想付けた学会員の渾身の作だと思うのである。(続く)

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